エンドポイントセキュリティとは、主にネットワークに接続するクライアント端末のセキュリティ対策を指す。対象のクライアント端末にはデスクトップPCやノートPC、スマートフォン、タブレットに加え、バーコードリーダーやPOS(販売時点情報管理)端末などの特殊端末も含む。(続きはページの末尾にあります)
セキュリティツールはPCを重くしがちだ。AI PCは、この問題を解決する鍵になり得る。AI PCによるエンドポイントのパフォーマンス向上を目指すセキュリティベンダーの戦略と、その効果に迫る。
エンドポイントを攻撃から守るためのさまざまなツールや手法がある。具体的にはどのようなものなのか。エンドポイントセキュリティの「12大ツールと手法」を紹介する。
エンドポイントセキュリティを強化するためには、まずその基本を理解する必要がある。定義から主な施策、取り組みの重要性までが分かるエンドポイントセキュリティの基本を紹介する。
CrowdStrikeの大規模障害は、世界中のユーザー企業やITベンダーに衝撃を与えた。同様の大規模障害が突然やって来る可能性を前にして、ユーザー企業やITベンダーはこの一件から何を学ぶべきか。
2024年7月、世界中の「Windows」搭載デバイスが、CrowdStrikeの更新プログラムの不具合によるトラブルに見舞われた。サードパーティー製品の更新によるリスクが顕著になった今、企業が講じるべき対策は。
2024年7月、CrowdStrikeの更新プログラムに不具合が発生し、世界中で「Windows」搭載デバイスがオフラインになる事態が発生した。この大混乱の詳細と、企業に迫る新たなリスクを解説する。
EDRやアンチマルウェア、XDRといったエンドポイントセキュリティの対策は何が違うのか。エンドポイントセキュリティを検討する上で必要になる基本的な情報をまとめた。
Apple製デバイス間のデータ共有機能「AirDrop」の暗号文が中国で解読された。この件について、AppleはAirDropの欠陥を修正していない。背景に何があるのか。
Appleのデータ共有機能「AirDrop」の暗号化されたデータが、中国で解読された。きっかけは攻撃ではなかった。中国当局が解読を実施した経緯から整理しておこう。
モバイルOSを利用する際は、どのモバイルOSを利用するかよりも、どのように安全策を講じるかが重要だ。「iOS」と「Android」の安全利用につながる、セキュリティの注意点とは。
「iPhone」「iPad」といったApple製モバイルデバイスのセキュリティを強化するための手段は、モバイルデバイス管理(MDM)ツールだけではない。「MTD」をはじめとする他の手段を知ろう。
「iPhone」「iPad」といったApple製モバイルデバイスは、セキュリティを重視していると言われる。実際はどうなのか。Apple製モバイルデバイスのセキュリティを評価する上で、注視すべき点を確認しよう。
モバイルOSの種類によって、ユーザーのセキュリティ意識は異なる。「Android」と「iOS」にはどのような違いがあるのか。モバイルデバイスを活用する企業が注意するべきポイントとは。
Microsoftは、企業が安全に「Windows 10」搭載デバイスを運用できるようにするために、さまざまなセキュリティ向上の仕組みを設けている。主な仕組みを整理する。
iOSデバイスに、App Storeにないアプリケーションをインストールする必要が生じた場合、IT担当者は何に気を付ければよいのか。危険があるポイントやリスクの緩和策を解説する。
iOSデバイスにApp Storeにないアプリケーションをインストールすることは、メリットがある半面リスクも伴う。どのような危険性があるのか。
App Store以外からアプリケーションを入手する「サイドロード」。iPhoneユーザーはどの程度サイドロードを実施しているのか。セキュリティベンダーの調査結果から見えてきた、ある実態とは。
プリンタへのサイバー攻撃が勢いづいている。その背景には何があるのか。企業はプリンタのセキュリティをどう確保すればよいのか。専門家に聞く。
テレワークでオフィスのプリンタを利用しにくくなっても、印刷ニーズはすぐにはなくならない。むしろ“プリンタ依存”はさらに進む見込みだ。こうした中、企業はプリンタセキュリティの確保に苦労している。
トレンドマイクロの調査では、「Linux」マシンへの攻撃が目立っているという。Linuxマシンは攻撃者にとってなぜ“魅力的”なのか。その理由や攻撃の詳細を解説する。
セキュリティベンダーは、ソフトウェアまたはアプライアンスとしてエンドポイントセキュリティ製品を提供している。エンドポイントセキュリティ製品はネットワークへのアクセスが必要なクライアント端末を検出し、管理と制御を実行する。承認済みのOSやVPN(仮想プライベートネットワーク)クライアント、マルウェア対策ソフトウェアなどがインストール済みで、最新のアップデートが適用されているクライアント端末のみ、ネットワークへのアクセスを許可するといった制御が可能だ。ポリシーに準拠しないクライアント端末に対して、ネットワークへのアクセスを遮断したり、仮想LAN(VLAN)へと隔離したりできる。
エンドポイントセキュリティ製品は、セキュリティポリシーに準拠しないクライアント端末をさまざまな手法で制御できる。例えばクライアント端末の管理者権限を剝奪したり、インターネット通信を制限したりすることが可能だ。
ユーザー企業がエンドポイントセキュリティ製品を利用する際は、オンプレミスの管理サーバを設置して利用するサーバ設置型か、SaaS(Security as a Service)型から選べる。サーバ設置型の場合、ユーザー企業はサーバまたはネットワークゲートウェイにメインのサーバソフトウェアを、各クライアント端末にクライアントソフトウェアをインストールして利用する。SaaS型の場合は、ベンダーがサーバおよびサーバソフトウェアを運用する。
サーバ設置型でも、SaaS型でも、クライアント端末がネットワークへのログインを試行すると、メインのサーバソフトウェアがエンドユーザーの資格情報の検証と、クライアント端末のスキャンを実施する。そしてネットワークへのアクセスを許可する前に、クライアント端末がセキュリティポリシーに準拠しているかどうかを確認する。