「Windows 10」標準ツールで強化するセキュリティ【第4回】
GPO(グループポリシーオブジェクト)とは? 危ないWindowsを生まない仕組み
Microsoftは、企業が安全に「Windows 10」搭載デバイスを運用できるようにするために、さまざまなセキュリティ向上の仕組みを設けている。主な仕組みを整理する。
「Windows 10」には、他のシステムとの連携やハードウェアレベルでの工夫などにより、セキュリティを高めるさまざまな仕組みがある。こうした仕組みは、企業がWindows 10搭載デバイスを利用する際に役立つ。主な仕組みを紹介しよう。
グループポリシーオブジェクト(GPO)
「グループポリシーオブジェクト」(GPO:Group Policy Object)は、エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の集合体だ。ID・アクセス管理システム「Active Directory」のディレクトリサーバで作成できる。IT管理者にとっては、Windows 10のセキュリティ対策やメンテナンスを簡略化するのに役立つ。
併せて読みたいお薦め記事
連載:「Windows 10」標準ツールで強化するセキュリティ
エンタープライズCAが発行したデジタル証明書のピン留め(事前共有)
「エンタープライズCA」(Enterprise CA)は、ID・アクセス管理機能「Active Directory」で構築可能な認証局(CA)だ。エンタープライズCAが発行したデジタル証明書のピン留めは、不審なドメイン名の外部デジタル証明書や偽造されたデジタル証明書とのチェーン(一連のデジタル証明書群)を作成することを防ぐ。同時に、標準規格「X.509」に準拠したデジタル証明書をピン留めする。
UEFI
Windows 10では、標準規格「UEFI」(Unified Extensible Firmware Interface)準拠のファームウェアを利用可能だ。UEFIはデバイスや起動プロセスを改ざん、攻撃から守る仕組みを持つ。
早期起動マルウェア対策(ELAM)
早期起動マルウェア対策(ELAM)は、Microsoft製ではないドライバおよびアプリケーションが起動する前に、マルウェア対策を起動させる機能。マルウェアがデバイス起動に関するドライバを改ざんした場合、ELAMがその改ざんを検出してドライバの読み込みを阻止する。これにより攻撃を防ぐことができる。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[NTTPCコミュニケーションズ株式会社] 「回線速度不足」だけが原因ではない? Web会議の遅延を解決する方法とは -
製品資料
[東京エレクトロン デバイス株式会社] 工場の可用性向上に重要な「7つの領域」と対策 OTセキュリティ強化の基礎知識 -
製品資料
[リコージャパン株式会社] 問い合わせ対応で本来の業務が進まない、総務や情シスの負担をどう減らす? -
製品資料
[リコージャパン株式会社] 自社データから高精度な回答を生成、簡単に生成AIチャットボットを構築する方法 -
技術文書・技術解説
[アトラシアン株式会社] IT運用や従業員サポートは生成AIでどう変わる? 使い方や導入の流れは?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
全社標準Copilotに絶望? MS Copilotで問い合わせ6割減できた企業は何が違った
-
2
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
3
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
4
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
5
身代金支払いは逆効果 情シスのためのランサムウェア対策ガイド2026
-
6
多要素認証導入済みでもランサムウェア被害に 復旧費用は平均2億7000万円
-
7
DXを阻む「動くだけ」のレガシーシステムに決別するための生成AI活用術
-
8
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
9
「ITインフラとデータ保護・バックアップ対策」に関するアンケート
-
10
自社を守る「SCS評価制度」活用法 7割の企業が取引先起点の情報漏えいに直面
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
4
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
5
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
「スクラム」と「カンバン」の違いとは? アジャイル型開発手法を徹底比較
-
8
AI時代に成功するための「ナレッジマネジメント」ベストプラクティス
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー