Microsoftは「Windows 10」に、さまざまなセキュリティ機能を盛り込んでいる。その代表格が「Defender」シリーズだ。IT管理者が知っておきたい、主要なDefenderシリーズの特徴を紹介する。
「Microsoft Defenderウイルス対策」(Microsoft Defender Antivirus)は、Windows 10が標準で搭載するアンチマルウェア機能だ。これはWindows 10にセキュリティ対策や運用の簡易化、迅速化、自動化をもたらす。
フィッシング(情報を入手する詐欺行為)対策ツールの「Microsoft Defender SmartScreen」は、ダウンロードしたアプリケーションの評判をチェックし、評判が見つからない、あるいは評判が悪いとエンドユーザーに警告する。
「Windows Defender Credential Guard」は、パスワードのハッシュ値や、認証方式「Kerberos」で利用する認証情報「Ticket Granting Tickets」といった機密データを、仮想化技術を用いたセキュリティ機能で保護する。こうしたデータへのアクセスを、権限のあるシステムやアプリケーションにのみ許可する。
Windows 10標準ツールではないが、デバイスのセキュリティ強化には、エンドポイントセキュリティ製品「Microsoft Defender for Endpoint」が利用可能だ。Microsoft以外のベンダーのセキュリティ製品を使うことでも、Windows 10搭載デバイスにおける主要なセキュリティ問題に対処できる。具体的にはAvast Software(2021年にNortonLifeLockが買収を発表)、Bitdefender、Webroot、SophosといったセキュリティベンダーがWindows 10向けのセキュリティ製品を提供している。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
ナイキ vs アディダス Z世代の心をつかむアプローチの違い
有名人や人気ファッションブランドとのコラボに加え、環境や社会問題への取り組みなど、...
求心力のある変革ビジョンに必要な「PECの工夫」
変革ビジョンの策定に当たっては、その内容もさることながら「決め方や伝え方」に心を配...
マーケティングDXをけん引するリーダーの役割
デジタルツールとデータを活用することで優れた顧客体験を提供するマーケティングDXの推...