個人情報に関するコンプライアンスやCRMの代替策に対するニーズの高まりにより、顧客データ統合ソフト市場が大きく成長する見込みだ。
米調査会社ガートナーが最近公表したリポートによると、顧客データ統合(CDI)ハブソフトウェアの市場は、企業ユーザーの大きな需要とベンダー各社の製品の急速な成熟化が追い風となって、2010年までに4億1000万ドルという規模に成長する見込みだ。
コンプライアンス(法令遵守)問題が大きなけん引力となっているほか、自社開発のソフトでは時代遅れになったり、SOA構想と連携できなくなってきていること、CRMのオルタナティブ代替策に対するニーズの高まりも、CDI市場の拡大を促進している。
企業はこれまで、分かりにくい単一の顧客ビューを提供するCRMソフトウェアを利用してきた。これらは業務機能全般の改善をもたらしたが、データが異なるインフラの間で分割されたままであるため、孤立したデータが増える結果になったという。このため、ベンダー各社は自社製品の機能を見直すことを余儀なくされた。
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