VoIP利用のメリットは多数あるが、音声/データ統合ネットワークを取り巻く脅威の増大は、あまり理解されていないのが現状だ。どのような対策を取ればいいのだろうか。
音声/データ統合のメリットは、よく知られている。帯域の有効活用、コストの削減、スケーラビリティの向上、生産性の向上などだ。最後のメリットは主に、統合ネットワークでビデオ会議、ユニファイド・メッセージング、柔軟なリモートアクセスといった多様なアプリケーションを利用できることによるものだ。また、1つの管理システムで音声/データインフラ全体を管理することで、大きな規模の経済も実現されようとしている。
さらに、1つのインフラで音声とデータに対応することで、ハードウェアの大幅な節約が可能になるほか、保守契約の交渉をそれぞれ別個に行う必要性も減る。また、ユーザーサイトのケーブル配線も格段に少なくなる。ユーザーサイト内の1カ所の設備で音声とデータの両方をサポートできるからだ。
だが、音声/データ統合ネットワークのセキュリティ要件や、これらのネットワークを取り巻く脅威の増大は、あまり理解されていないのが現状だ。
音声/データ統合が進む前は、音声トラフィックは、PBXシステムの保護されたプロプライエタリなオペレーティング環境によってセキュリティが確保されていた。だが今では、通常、こうしたPBX環境の代わりに、企業のデータシステムを構成する単なる一般的なコンピューティングプラットフォームが使われている。このプラットフォームはデータシステムの構成要素であるため、そのデータ環境に影響するリスクは、このプラットフォームも危険にさらすことになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...