Column
RSS活用の勧め――フィードリーダー+フィード検索ツール
いまや多くのコンテンツ提供者が配信するようになったフィード。まだ活用していない人のために、代表的なツールを紹介しよう。
Webコンテンツ提供者が更新情報を届けるためにRSSやAtomを使って作成・配信するWebフィード。これをユーザーが利用するには、フィードリーダーが必要だ。またユーザーにとっては、興味のあるコンテンツのフィードを見つける手段も必要だ。フィード専門の検索サービスが、専用のWebサイトやWebベースのフィードリーダーなどで提供されており、これらが役に立つことが多い。
フィードリーダーは、Webフィードを利用して特定のタイプのWebコンテンツサイトに「チャンネルを合わせる」ためのクライアントソフトだ。フィードを配信するこうしたWebコンテンツサイトは、放送チャンネルのようなものと考えられるかもしれない。つまり、こうしたサイトは、何らかの特別なトピックやトピック群を中心とした、特定の種類の情報を提供する情報源として明確に認識できるサイトなのである。
こうしたサイトでフィードが配信されているコンテンツには、ブログ、ポッドキャスト、vlog(ビデオブログ)、さらには一般のマスメディア(CNNのような新興の大手ニュース専門局や、ABC、NBC、PBS、BBCのような老舗の大手放送局など)のWebコンテンツなどが含まれる。
一方、フィード検索サービスでは、グーグルやヤフーのような一般的な検索エンジンがWebコンテンツ全般を検索できるのと同じように、フィードが配信されているコンテンツ全般を対象に検索を行える。
ユーザーが特定のコンテンツフィードの購読をフィードリーダーに登録すると、フィードリーダーはその配信元サイトの更新を、ユーザーが指定した間隔で定期的にチェックする。そして前回のチェック以降に新しいコンテンツが掲載されていたり、既存コンテンツが更新されていれば、それらの情報とURLを取得する。つまり、フィードリーダーでは“プル”モデルが使われており、購読者が更新チェックを行って任意にコンテンツをダウンロードするということだ。
フィードリーダーの機能は、専用のデスクトップアプリケーションのほか、さまざまな形で提供されている。ヤフーやMSNのような大手ポータルサイトや、グーグルのような大手検索エンジンのサイトでは、フィードの購読機能や一般的なフィードリーダーの機能がフィード検索サービスとともに提供されている場合が多い。また、Internet Explorer(IE) 7やFirefox、Mozilla、Operaなど、現在のWebブラウザの多くは、フィードリーダー機能を備えている。IEのRSS機能を担当するプログラムマネジャーのジェーン・キム氏は、「IE 7ではRSSフィードの検出と購読を初めてサポートした」と述べている。
Mozilla Thunderbirdなど一部の電子メールプログラムもフィードリーダー機能を搭載しているほか、マイクロソフトのOutlookで同様の機能を利用できるようにするNewsGatorのようなプラグインもある。また、アップルのiTunesではポッドキャストを統合的に利用、管理できる。さらに、一部の携帯電話やティーボのビデオレコーダーなどのデバイスや、LinuxベースのMythTV環境も、XMLフィードリーダーやその機能を提供するプラグインを装備している。
さまざまな情報源の中でもblogspace.comのWebサイトでは、主要なフィードリーダーや関連ツールおよびプラグインが包括的に紹介されている。このサイトをチェックして、膨大なWebコンテンツへの強力で興味深いガイドであるXMLフィードの活用に役立つ便利なツールや技術を探してみてはいかがだろうか。
本稿筆者のエド・ティテル氏はライターと講師を兼業しており、XMLと開発のほかIT資格や情報セキュリティなどのテーマに関心を持っている。XMLに関する仕事を多数手掛けており、著書としては「XML For Dummies, 4th edition」(Wylie、2005)や「Schaum's Easy Outline of XML」(McGraw-Hill、2004)などがある。
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