ブレードサーバの厚みを2分の1にした、高性能プロセッサ「Cell Broadband Engine」搭載のブレードサーバ新製品「IBM BladeCenter QS21」を発表
日本アイ・ビー・エムは10月12日、高性能プロセッサ「Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)」搭載のブレードサーバ新製品「IBM BladeCenter QS21」を発表した。10月26日より出荷開始する。最小構成価格は138万6000円。
本製品は、3.2GHzのCell/B.E.を2個搭載し、最大ピーク時460Gフロップスを実現する超高速計算に特化したブレードサーバ。従来のCell/B.E.搭載ブレードサーバ「IBM BladeCenter QS20」に比べ、プロセッサ、メモリなどの集積密度を2倍にすることで、ブレードサーバの厚みを2分の1にしている。シャーシ(筐体)1台当たりの最大収容可能台数は2倍になり、1シャーシ当たり最大6.4Tフロップス、標準的な42Uラックでは最大25.8Tフロップスの浮動小数点演算性能を発揮できる。
Cell/B.E.の特長であるマルチコアアーキテクチャと高速通信機能により、大量の計算処理や高度な三次元画像処理の高速レスポンスを実現。さらに、1ワット当たりおよそ1.05Gフロップスといった少ない消費電力で高いパフォーマンスを実現しているという。HPC(High Performance Computing)を用いた研究開発向けのほか、医療、金融、デジタルメディアなどの企業におけるアプリケーションまで、幅広く利用できるとしている。
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