新庁舎の移転に伴い、米ネットエンリッチの「NetEnrich VPM Gateway」を採用。各階に点在するネットワーク機器を管理室からリモート操作できるようになり、ネットワーク管理者の業務効率を向上した。
マクニカネットワークスは5月8日、文部科学省にアプライアンス型リモートKVM(Keyboard/Video/Mouse)製品「NetEnrich VPM Gateway」を導入したと発表した。
NetEnrich VPM Gatewayは、サーバ、ネットワーク機器などのリモート操作とその操作の記録を行うことでITインフラの一元管理を実現する、米ネットエンリッチのリモートKVMアプライアンス。GUI上のマウスの軌跡までビデオで記録する録画機能を持ち、システムの運用操作の確認や分析、誤操作の抑止、監査証跡に役立つ。また、SSLによる暗号化(モノクロの場合64kbps、フルカラーの場合256kbps程度の帯域でアクセス可能)やロールベースのアクセス制御機能により、遠隔地からのリモート管理でもセキュアな運用・操作が可能だ。
文部科学省は2つのビルにまたがった総階数25の新庁舎への移転に伴い、煩雑になったネットワーク管理や運用の問題を解消するためにNetEnrich VPM Gatewayを採用。選定の理由として、既に構築が進んでいたほかのネットワーク構成を大きく変更することなく導入が可能だった点を挙げている。
導入により、各階に点在するネットワーク機器を管理室からリモート操作できるようになり、ネットワーク管理者の業務効率を向上。また、機器操作を行う際に必ずNetEnrich VPM Gatewayを通すことで、ネットワーク機器へのアクセスの一元化も実現したとしている。
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