「HDE Controller ISP Edition」の最新版「HDE Controller 5 ISP Edition」を販売開始。RHEL 5/CentOS 5対応のほか、メールおよびサーバセキュリティ機能を強化している。
HDEは6月10日、ホスティングサーバ管理ツールの最新版「HDE Controller 5 ISP Edition」の販売を開始した。
HDE Controllerは、HDEが1999年より開発・販売を行っているLinuxサーバ管理ソフトウェアの総称。Linuxディストリビューション上にインストールすることにより、Webやメール、DNSなどのサービス設定およびユーザーアカウント、メーリングリストメンバーの管理、さらに、サーバのサービスやログの監視などが可能だ。これらの設定をすべてWebブラウザ上からGUIを使用して操作できる。ISP Editionは、1台のサーバマシンで複数のドメインを運用可能にするバーチャルドメイン機能を有し、最大300ドメインまで管理することができるホスティング事業者に最適化されたエディションである。
最新版では、Red Hat Enterprise Linux 5(Intel x86/Intel EM64T)とCentOS 5(Intel x86/Intel EM64T)に対応。また、submissionポート対応、SMTP over SSL(SMTPS)対応などメールセキュリティ機能を強化している。サーバのセキュリティ対策としては、利用しているサーバアプリケーションの名前やバージョン番号を非表示に設定することが可能だ。
さらには、Webのアクセス統計機能も強化し、管理画面でアクセス統計をグラフィカルに表示できるようになった。月単位に加え、日、時間ごとの統計グラフが表示でき、URL別のヒット数ランキングやファイル数、ページ数、訪問者数、データ転送量などの情報も表示できる。
価格は1年間のサポート付きで15万4560円(税込み)から。旧バージョンのISP Editionのユーザーでサポート期間中の場合、無償でバージョンアップが可能だ。
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