保留/転送/会議通話などの内線/外線機能を備え、既存のIP-PBXと無線LAN環境を生かして固定IP電話を補完する端末として利用できる。
日本アバイアは11月10日、既存製品と比較して小型・軽量化した企業向けワイヤレスIP電話端末の新製品「Avaya 3631 IP Wireless Telephone」を発表、提供を開始した。個人用のデスクを持たないフリーアドレス制を採用しているオフィスや、社内での移動が多いITスタッフ、ショールームの説明員などの利用に適している。
Avaya 3631 IP Wireless Telephoneは、H.323(呼制御プロトコル)に対応した携帯型IP電話。保留/転送/会議通話などのテレフォニー機能を備え、同社の固定IP電話「Avaya one-X Deskphone 9600シリーズ」と同様の操作性で利用できることが特徴。
IP-PBXを介してデスクにいない社員に内線番号で連絡するなど、オフィスの無線LAN環境を生かした内線・外線通話が可能になり、既存の固定IP電話端末の補完的な端末として利用できる。
端末のカラー液晶画面(128×128ピクセル)には、IP-PBXに登録された社内の電話帳と連動して発信者の氏名が表示される。また通話中でも、アバイアの固定IP電話機やソフトフォンからのシームレスな通話切り替えが可能。
端末のサイズは139×46×17ミリ、重量は106グラム。無線LAN規格は、IEEE 802.11g、IEEE 802.11bに準拠し、WPA-PSK、WPA-802.1x、WPA2-PSK、WPA2-802.1x、WEP(40/128ビット)の各セキュリティ方式に対応。同社のIP-PBX製品「Avaya Communication Manager」に対応し、無線LANのQoS規格WMM(Wi-Fi Multimedia) Basicに準拠するアクセスポイントを利用する。
オープン価格で実売予想価格は5万円前後。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...
「広報」への期待 B2BとB2Cの違いは?
日本広報学会が上場企業経営者を対象に「広報の定義」に関する意識調査を実施した。