さくらインターネットがITインフラ遠隔監視サービス事業者NetEnrichと業務提携契約を締結。NetEnrichの遠隔監視サービスを活用したITマネジメントサービスでMSP事業へ本格進出する。
さくらインターネットは10月29日、NetEnrich(ネットエンリッチ)との間でマネジメントサービスプロバイダー(MSP)事業に関する業務提携契約を締結したと発表した。さくらインターネットは今後、同社がこれまでホスティングおよびハウジングサービス事業で培ってきた経験と、NetEnrichが提供するITインフラ遠隔監視サービスを融合させることにより、MSP事業へ本格的に進出する。
NetEnrichは米国に本社を持ち、ITインフラ遠隔監視サービスを提供する企業。インドのオフショア拠点にネットワークオペレーションセンター(NOC)を構えることにより、安価にITILベースの監視サービスを提供する。同社の日本法人とさくらインターネットは同じ企業グループに属しており、緊密に連携することで安価かつ世界品質のITマネジメントサービスを実現するという。
同サービスでは24時間365日、エンジニアがデータセンターに常駐するとともに、NetEnrichの監視サービスを活用した障害通知を行う。そのほかにも顧客の要望に応じ、機器の監視や障害対応などのサービスを提供する。さくらインターネットでは、自社運用のデータセンターでNetEnrichの安価なサービスを活用することにより、他社が提供するものと同じ品質のITマネジメントサービスを、約半額程度の価格で提供する予定だという。まずは、同社のハウジングサービスのユーザーを対象に提供開始する。
同社では今後、同サービスの価格競争力を武器に中堅・中小企業のITアウトソーシング需要を取り込み、3年後にはMSP事業の年間売り上げ10億円を目指すとしている。
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