食事や運動時のカロリーを自動算出する携帯サービス NTT ComらNEWS

食事や運動に関する情報をクラウド上に記録するサービスを開発し、2011年1月をめどに共同で実証実験を開始する。

2010年11月24日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)、NTTレゾナント、foo.logの3社は11月22日、個人の健康な生活習慣をサポートする「健康増進アシストサービス(仮称)」を開発し、その実証実験を開始すると発表した。

 この実験では、ダイエットや健康管理の継続的な取り組みをサポートするコミュニティーサービス「gooからだログ」を提供するNTTレゾナント、撮影した写真を送信するだけで食事の管理・記録を行うことができるWebサービス「FoodLog」を提供するfoo.logのノウハウを活用する。

photo 健康増進アシストサービス(仮称)の概要《クリックで拡大》

 健康増進アシストサービスでは、食事の前に携帯電話で写真を撮影すると、食事画像解析システムがカロリーの算出や類似メニューの表示を行うとともに、主食や副菜、主菜などの「食事バランスガイド」上の区分や量を自動推定し、クラウド上にデータを蓄積する。また、位置情報や加速度情報を基に、日常的なウォーキングなどによるカロリー消費量を自動で算出・登録し、クラウド上にデータを蓄積する。これにより摂取カロリーや栄養、運動実施の状況、体測値データ、位置情報などから、各ユーザーにお勧めレシピやエクササイズをタイムリーに提案するという。2011年1月をめどに実験を開始する予定。

 3社の協業体制としては、NTT Comが実験事務局の運営やアプリケーション開発、設備環境の提供と保守・運用などを担当する。また、NTTレゾナントが健康管理分野におけるサービス企画の支援や既存顧客基盤との連携部分を担う。さらにfoo.logが食事画像解析(カロリー/食事バランス推定など)のシステムを提供し、その保守や運用などを行う。さらに、東京大学やティップネス、エルネットなどとも食事画像解析システムの基盤技術や各種コンテンツなどの面で協業する。

 3社は今後、スマートフォン向けアプリケーションの無償ダウンロード提供や実験モニターを募集する。最終的には2011年度以降での商用化を目指すとしている。

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