SharePoint Serverのライブラリへのファイル追加と編集/削除SharePoint Server Tips

ライブラリを作成すると、ファイルをアップロードしてメンバー同士で共有できる。ファイルの追加や削除はエンドユーザーの作業になる。簡単に押さえておこう。

2011年03月18日 09時00分 公開
[近藤正俊、丹内幸男、井村克也,リアルコム]

ファイルのアップロード手順

 ライブラリに新しいファイルをアップロードするには、ライブラリのビューに表示される[ドキュメントの追加]をクリックする。もしくは[ライブラリツール]の[ドキュメント]を選択してリボンメニューを表示し、[ドキュメントのアップロード]をクリックしても構わない。

 なお、「画像ライブラリ」テンプレートで作成したライブラリは、[ライブラリツール]が表示されないので、[アップロード]をクリックする。

画像 ドキュメントライブラリの場合。1.ビューに表示された[新しいアイテムの追加]をクリックする。もしくは、2.[ライブラリツール]の[ドキュメント]をクリックしてリボンメニューを表示し、[ドキュメントのアップロード]をクリックする《クリックで拡大》
画像 画像ライブラリの場合。1.[アップロード]をクリックする《クリックで拡大》

 ドキュメントのアップロードダイアログボックスが開くので、[参照]をクリックしてアップロードするファイルを指定する。[OK]をクリックすればアップロードされる。

画像 ドキュメントのアップロードダイアログボックス。1.[参照]をクリックしてアップロードするファイルを指定する。2.ファイルを指定したら[OK]をクリック《クリックで拡大》

 複数のファイルを一度にアップロードしたい場合は、ドキュメントのアップロードダイアログボックスで[複数ファイルのアップロード...]をクリックする。

画像 複数のドキュメントのアップロードダイアログボックス。1.アップロードするファイルをドラッグ&ドロップ。2.ファイルを指定したら[OK]をクリックする《クリックで拡大》

ファイルの閲覧/編集/削除方法

 追加したファイルはライブラリのビューに表示される。Microsoft Officeファイルの場合は、ファイル名をクリックすると該当するアプリケーションでそのまま開くことができる。その際、編集可能な状態で開くか、読み取り専用で開くかを選択する。

画像 1.ライブラリのビューにはファイルが表示され、ファイル名をクリックしてファイルを開く(直接開けない場合は、ローカルPCに保存する)《クリックで拡大》
画像 アップロードしたExcelファイルをクリックして表示された画面。1.[読み取り専用]か[編集]するかを選択する。2.[OK]をクリックする

 Webブラウザやアプリケーションが連動せず、直接開けないファイルの場合は、ファイルのダウンロードダイアログボックスが表示されるので、[保存]をクリックしてローカルPCに保存する。

画像 PDFファイルをクリックして表示されたファイルのダウンロードダイアロボックス。1.[保存]をクリックすると、ファイルをローカルPCに保存できる。

 ビューの各ファイルをマウスオーバーするとチェックボックスが表示される。チェックを付けるとファイルが選択された状態になり、[ライブラリツール]の[ドキュメント]が選択されリボンメニューが表示される。ここで[コピーのダウンロード]をクリックすれば、Microsoft OfficeファイルもローカルPCにダウンロードできる。また、[ドキュメントの削除]で不要なファイルを削除することも可能。チェックボックスは、複数ファイルを一度に削除する際に便利だ。なお、画像ライブラリの場合は、画像を選択後[操作]をクリックし、メニューから[削除][ダウンロード]を選択する。

画像 1.チェックボックスにチェックしてダウンロードや削除するファイルを選択できる。2のチェックボックスを使うと、全てのファイルの選択・選択解除が行える。3.選択したファイルを削除できる。4.選択したファイルをローカルPCにダウンロードする《クリックで拡大》

 SharePoint Serverにアップロードしたファイルは削除してもすぐに消えるわけではなく、Windowsのファイルと同様、[ごみ箱]に移動する。サイドリンクバーの[ごみ箱]をクリックすると、ごみ箱に入っているアイテムを表示できる。誤ってファイルを削除した場合は、アイテムのチェックボックスにチェックを入れて[選択したアイテムの復元]をクリックすれば、元のライブラリに戻せる。完全に削除したければ、[選択したアイテムの削除]をクリックする。

 なお、SharePoint Serverでは、ごみ箱の内容は標準設定では30日で自動的に削除される。Windowsのように空にするまで残っているわけではないので注意しよう。

画像 ごみ箱画面。1.サイドリンクバーの[ごみ箱]をクリックしてごみ箱の内容を表示する。2.チェックボックスをチェックする。3をクリックするとライブラリに戻せる。4をクリックすると完全に削除できる《クリックで拡大》

筆者紹介

リアルコム株式会社

プリンシパルコンサルタント 近藤正俊

シニアコンサルタント 丹内幸男

テクニカルコンサルタント 井村克也

リアルコムでは情報共有基盤の構築やナレッジマネジメントの推進などの情報系分野に特化して、コンサルティングおよびシステム構築を行っており、SharePoint Serverのワークフローアドオン「Nintex Workflow」の国内販売代理店でもある。また、SharePoint Serverを利用する大手企業約40社が参加するビジネス・プロダクティビティ研究会(BP研究会)を主催。SharePoint Server活用の推進を目的とし、事例発表、調査研究、ディスカッションなど活発な活動を行っている。本連載執筆の近藤氏は、「2011 Microsoft MVP アワード(SharePoint Server)」を受賞している。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

髫エ�ス�ス�ー鬨セ�ケ�つ€驛「譎擾スク蜴・�。驛「�ァ�ス�、驛「譎冗樟�ス�ス驛「譎「�ス�シ驛「譏懶スサ�」�ス�ス

製品資料 双日テックイノベーション株式会社

従来の電話の在り方を見直し、働き方の多様化に柔軟に対応する方法とは?

さまざまなWebシステムが使われるようになった今も、電話はやはりビジネスに不可欠なツールである。とはいえ働き方改革やDXを受け、企業における電話の在り方も大きく変わってきた。そこにフィットするソリューションがクラウドPBXだ。

製品資料 オリックス株式会社

DXで成果を挙げるための第一歩、ペーパーレス化のメリットと正しい進め方とは?

日本企業のDX戦略が遅れている要因の1つに、“守りのIT”にリソースを割かれ、“攻めのIT”に着手できていないことがある。この状況を打破するための第一歩として考えたい“ペーパーレス化”のメリットや、正しい進め方を解説する。

製品資料 株式会社スタディスト

「そのマニュアル、本当に見られている?」 活用されるマニュアルのポイント

業務マニュアルは使われて初めてその効果を発揮するが、そもそも見られていないことから、業務課題を一向に解決できないという企業は多い。“活用されるマニュアル”を作成・共有するには、どんなポイントを押さえるべきか。

製品資料 株式会社スタディスト

現場で使われないマニュアルと決別、活用されるために必要なコツとは

マニュアル作成において、90%以上の組織がビジネスソフトを利用しているが、それでは活用されるマニュアルへのハードルは高い。きちんと現場に使われるマニュアルにするために、ノウハウを把握しておきたい。

製品資料 株式会社スタディスト

DXの推進を阻む「移行コスト」を解消し、新規ツールを浸透させるには?

あらゆる業界でDXの取り組みが加速する一方で、成功を実感している企業は1割にも満たないという。最大の障壁となる「移行コスト」を解消し、新規ツールを「誰にでも使える」状態にするための方法を探る。

郢晏生ホヲ郢敖€郢晢スシ郢ァ�ウ郢晢スウ郢晢ソスホヲ郢晢ソスPR

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

TechTarget郢ァ�ク郢晢ス」郢昜サ」ホヲ 隴�スー騾ケツ€髫ェ蛟�スコ�ス

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。