SSDに重複排除ソフト──2011年下半期注目のバックアップ/リカバリ技術バックアップ関連市場の最新トピックを紹介

2011年上半期のバックアップ/リカバリ分野ベンダーの動向を振り返り、これから特に注目すべき市場のトピックを探ってみよう。

2011年06月13日 09時00分 公開
[TechTarget]

EMCが「Project Lightning」でサーバサイドSSDを採用

 2011年5月初めに開かれた「EMC World Las Vegas 2011」のテーマはビッグデータとクラウドだったが、開催初日の最大のサプライズは、サーバサイド用フラッシュドライブ「Project Lightning」の発表だった。これは米EMCのソリッドステートドライブ(SSD)戦略の新たな方向性を示す製品だ。

 Project Lightningはコードネームで、製品リリースは数カ月先になりそうだが、同製品は米Fusion-ioがヒットさせたPCIeフラッシュカードと似ているようだ。EMCのパット・ゲルシンガー社長によると、自社の自動階層化ソフトウェア「FAST」をPCIeカードと連係することにより、データ配置の最適化を可能にするという。

 「EMCはサーバ用フラッシュメモリ事業に参入する」とゲルシンガー氏はイベント初日の基調講演で語った。「フラッシュメモリをサーバに組み込み、サーバ用DAS(Direct Attached Storage)やサーバ用キャッシュとして利用するつもりだ」

重複排除アプライアンスに挑戦する重複排除ソフトウェア

 ここ数年、重複排除ソフトウェアの信頼性が高まるとともに低価格化も進み、重複排除ハードウェアのユーザーにとって有望な選択肢となってきた。しかしユーザーやアナリストによると、多くの企業にとっては「重複排除アプライアンスの方が依然として妥当な選択だ」という。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...