設備メンテナンス作業割り付け、集計機能を強化したAsprova APS Ver9.0.0NEWS

アスプローバが生産スケジューラの新版を発表。設備保全工程や、2直/3直などを考慮した分割条件式が利用可能になり、より詳細な作業管理ができるようになっている。

2011年06月17日 10時00分 公開
[原田美穂,TechTargetジャパン]

 アスプローバは2011年6月16日、生産スケジューラの最新版「Asprova APS Ver9.0.0」をリリースした。

 新版では、「ピボット機能」「条件による作業分割機能」「イベントで作業員を割付ける機能」などを実装している。

 ピボット機能は、スケジューラのデータを加工・集計する機能。スケジューラのデータを基に、集計したい行・列などの単位ごとに必要に応じて集計が可能。標準テーブルとしてPSI表を追加している。

 また、2直/3直などの「直」ごとの区切りや、日をまたぐ工程、停止時間などを条件指定で分割できる分割条件式が使えるようになった。これにより交代勤務作業の計画がより厳密に算出できるようになっているという。

 製造装置のメンテナンスなどのイベント作業の作業者をスケジュールに割り付ける機能も実装している。イベント作業割り付けの際にマスター情報を参照できる。保全に関連する情報も生産スケジューラ側で管理・マスター連携できるようになる。

ピボット機能で集計した表 ピボット機能を利用した集計例
分割条件式を利用した 分割条件式を利用した割り付け例
メンテナンス作業者の割り当て メンテナンス作業者の割り当て

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