工場内ネットワークのセキュリティ対策を、現場負担少なく実現するパッケージが登場。低価格で導入できるという。
ネットワールドは2011年7月13日、製造業の生産ライン制御システムなどの工場内の閉域ネットワーク向けに、PCやスマートデバイスのセキュリティパック「セキュア工場パック」の提供を開始した(価格は下記)。
同パッケージは、既存のネットワーク構成に影響を与えずに対策が可能な点、運用・管理が容易でコストが掛からないない点が特徴。また、上記に加えて情報漏えいが疑われるネットワークトラフィックの検出および遮断機能も併せ持つことから、知財保護にも役立つとしている。
近年、脅威とされつつあるFA端末へのUSBメモリデバイスなどを経由したウイルス感染に対応する。工場ネットワーク向けのPC端末では稼働中の再起動が難しいケースもあり、一般向けのウイルスセキュリティ対策では防御が難しく、ウイルスがまん延する一因となっている。
セキュア工場パックでは、ハンドリームネットが開発するネットワークスイッチ「SGシリーズ」を使い、工場ネットワーク内のトラフィックを監視する。ネットワーク内に設置した複数スイッチの制御や情報収集は専用の「Visual Node Manager(VNM)」で統合管理が可能。問題のあるトラフィックを発見すると、LANから端末を自動遮断し、他の端末への影響を阻止する。感染が特定された端末は「Trend Micro Portable Security」を使ってウイルスを駆除する。
同社では、検証向けに機器の貸し出しも行っていくという。販売は同社および同社のパートナー経由で行われる。
製品 | 価格 |
---|---|
セキュリティスイッチ「SGシリーズ」 | 15万9000円〜 |
USBメモリ型ウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable Security」 | 12万4000円(5本パック) |
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