電子商取引の国際標準ebXML MS 3.0に準拠したEDIが登場。JEITAクライアント同等機能も実装している。
2011年7月28日、データ・アプリケーションはEDI製品の最新版「ACMS E2X」および「ACMS B2B」の販売を開始した。価格は、クライアント/サーバ構成のACMS B2B 3.8が100万円から、サーバの分散構成に対応したACMS E2X 3.8が150万円からとなっている。製品の販売は同社の販売パートナーを経由して行われる。
両製品とも、EDIの国際標準プロトコルebXML MS 3.0に準拠したクライアントを提供する点が最大の特徴。ebXMLは企業間の電子商取引の標準プロトコルの1つ。SOAPなどを介してデータ交換を行う一般的なWebサービスに対して、ebXMLは、取引プロセス、支払いプロセスなどの詳細も定義できるため、よりB2B取引に適した仕様になっている。
ebXML MS 3.0は「JAMP情報流通基盤(JAMP-GP)」で採用されている方式であるため、同一システムからJAMP-GPへもアクセスが可能になっている。製品の化学物質含有量の調査・情報提供がスムーズに行えるようになるとしている。
また、クライアント側は、JEITA標準の「JEITAクライアント」同等の機能を持っている。同社によると無償のJEITAクライアントにはないサポートサービスが得られる点が利点になるとしている。
このほか、システム化していない取引先との情報交換向けにFAXとの連携機能も追加されている。
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