スマートデバイスの情報漏えい対策や端末管理、アプリケーション開発を効率化に推進したい。こうした企業のニーズに応えるべく、新日鉄ソリューションズは端末管理SaaSとアプリケーション開発支援サービスを発表した。
新日鉄ソリューションズ(NSSOL)は10月6日、スマートデバイスの企業利用を支援する2つのサービスを発表した。(1)デバイスの盗難・紛失時の情報漏えい防止やデバイス管理を効率化するモバイルデバイス管理(MDM)サービスと、(2)スマートフォン向けアプリケーション開発を中心とするシステムインテグレーションサービス、の2つだ。
1つ目のMDMサービスは、iOSやAndroid、Windows Phoneといった複数のスマートフォンOSの搭載端末を一元管理できる米MobileIronのMDM製品「MobileIron VSP」の機能を、SaaS(Software as a Service)として提供する内容。MobileIron VSPを、NSSOLのIaaS(Infrastructure as a Service)である「absonne」上で運用して提供する。ユーザー企業は、自社でサーバの構築や運用をすることなく、MDMを導入できる。NSSOLはSaaS版のMobileIron VSPの提供に加え、要望に応じて製品版の再販や導入支援サービスも提供する。NSSOLは今回の発表に併せて、米MobileIronと業務提携したと発表した。
2つ目のアプリケーション開発支援サービスは、iOSやAndroidといったスマートフォンOS向けに、ERPシステムをはじめとする業務システムのフロントエンドとして利用するクライアントアプリケーションの開発や、クライアントアプリケーションと業務システムとの連携の仕組みづくりを支援する。アプリケーション開発ツールには、米Appceleratorの「Titanium Mobile」や、オープンソースの「jQuery Mobile」を採用した。これらのツールを使うと、JavaScriptやHTMLといった標準技術を使って、iOSやAndroidといった複数のOS向けのアプリケーションやユーザーインタフェースを開発できる。
参考料金は、MDMサービス(SaaS)の場合、1デバイス当たり月額500円で、初期導入費用は無償。アプリケーション開発支援サービスの料金は個別見積もり。
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