Ford担当者に聞く、私物スマートフォン持ち込み許可時のセキュリティ対策米自動車メーカーのBYOD事例【後編】

私物端末の持ち込みを許可(BYOD)した米自動車メーカーのFord MotorのIT担当者に、BYOD導入のセキュリティ対策やサポートの在り方を聞いた。

2011年09月30日 09時00分 公開
[Christina Torode,TechTarget]

 自動車メーカーの米Ford Motorは2007年、7万人以上の従業員を対象に、個人の端末を持ち込むBYOD(Bring Your Own Device)プログラムの模索を開始した。加えて2009年までには、会社責任および個人責任端末プログラムを20カ国の従業員向けに導入した。

 インタビューの後編となる本稿では、FordモバイルコンピューティングITエンタープライズ技術調査部門の上級ネットワークエンジニア、ランディ・ヌニェス氏に、BYODプログラムのセキュリティ対策や、モバイル化を含むITのコンシューマー化によってITサポートと業務へのサービス提供の在り方がどう変わったか、そして会社の携帯電話コストを抑えるためにユーザーに何ができるかを語ってもらった。

 前編「Ford担当者に聞く、携帯端末持ち込み制度に求められる条件とは」は同社がBYODプログラムを導入した経緯や、導入に伴うリスク、参加合意書の重要性がテーマだった。

── BYODのセキュリティ対策に求められる条件とは?

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...