「1カ月当たりの料金はごくわずか」をうたうライセンス料も、年額×ユーザー数で計算すると数百万ドルに跳ね上がるかもしれない。Microsoftのサブスクリプション方式には要注意だ。
米Microsoftのサーバソフトウェアのライセンス料金は、デスクトップPC 1台当たりで考えると非常に安価に思えるが、組織全体で考えた場合は膨大な出費になる。ベンダーがソフトウェアのサブスクリプションを売り込む手の内を理解し、サードパーティーの代替製品を検討してライセンス費用の削減を図りたい。
広告は、1日または1カ月当たりのライセンス料はごく“わずか”であるとうたう。確かに一見すると微々たる額のようだが、1年の総計を出すと実際はかなりの金額になる。さらに、この総計に社内の従業員数を掛けてみよう。たちまちのうちに、年間のライセンス費用は数十万ドルか、下手をすると数百万ドルに跳ね上がる。
Microsoftなどのベンダーが、月々わずかなサブスクリプション料金で社内の全てのデスクトップPCを対象にライセンスを供与する方式を採用するのはこのためだ。この方式は、データセンターのサーバ上で稼働するソフトウェアにも適用される。Microsoftがデスクトップベースでサーバソフトウェアのライセンスを販売したがる理由は2つある。
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