複雑なWindowsライセンス管理──究極は「管理しない」こと?ライセンス管理の課題、ツール

Windows 7には複数のエディションと複数の購入方法があり、ライセンス管理は困難を極める。これを助けてくれるツールと、「究極の方法」を紹介する。

2011年07月19日 09時00分 公開
[Frank Ohlhorst,TechTarget]

 全てのMicrosoft製品の企業導入には、ある1つの共通点がある。「複雑なライセンス体系」だ。Windows 7も例外ではない。ライセンス体系が複雑になるのは当然といえるため、この体系を理解しておくことが規約違反を防ぐ上で非常に重要になる。

 ライセンスが複雑になる原因の1つは、Windows 7に複数のエディション(6種類のメジャーエディション)があることだ。その上、購入方法も複数ある。Windows 7の場合、ざっとリストアップするだけでも

  • 新しいPCのプリインストール版として入手する
  • アップグレード版を購入する
  • 「インプレースアップグレード」または「Windows Anytime Upgrade」(オンラインでアップグレードライセンスを購入して上位エディションにアップグレード)を実行する
  • 完全なリテール版を購入する
  • ボリュームライセンスを利用する

といった手段がある。

 企業導入の場合は、エディション選びは多少簡単になる。ほとんどの企業では社内にWindows Serverドメインがあり、PCはこのドメインに参加できるか、少なくともアクセスできなければならない。このため、採用できるWindows 7のエディションは、

  • Windows 7 Professional
  • Windows 7 Enterprise
  • Windows 7 Ultimate

の3つに絞られる。ただし、Windows 7 Enterpriseは、大規模な展開を行うボリュームライセンスアグリーメントやSoftware Assurance(SA)プログラムを利用する組織向けのエディションであるため、中堅・中小企業では候補にも入らないだろう。従って、多くの企業ではWindows 7 ProfessionalかWindows 7 Ultimateを選択することになる。

複雑なWindows 7のアップグレードパス

 しかし、企業におけるWindows 7 ProfessionalおよびWindows 7 Ultimateのさまざまな展開方法を前にすると、途端に話は複雑になる。Windows 7のアップグレードは、Windowsの旧版からのアップグレードにとどまらないためだ。

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