米Ventana Researchが実施した調査によると、ビッグデータプロジェクトに新技術を採用する場合の課題として多く挙げられたのは、人材配置とトレーニングだったという。
既に多くの企業が“ビッグデータ”対応を始め、他の企業もそれに続こうとしている。ただし、新興の技術には付き物だが、ビッグデータにもIT担当者やデータウェアハウス(DWH)担当者が対応に配慮すべき事項や潜在的な問題が多数存在する。
例えば、米調査会社Forrester Researchのアナリスト、ブライアン・ホプキンズ氏によると、企業はビッグデータの管理に飛びつく前に、従来のDWHの戦略と手法がビッグデータにも有効かどうかを見極める必要があるという。ビッグデータは、往々にして非構造化データであり、主流のリレーショナルデータベースでの処理には適さない可能性があるためだ。ホプキンズ氏は、「従来のDWHプロセスが、ビッグデータの管理に使えない場合は、Hadoop(関連記事:Hadoopがビッグデータの分析基盤として注目されるわけ)、MapReduce、NoSQLデータベース(関連記事:NoSQLデータベースがビッグデータ対象のDWH基盤に適しているわけ)などのオープンソース技術を使いこなす必要がある」ことを示唆している。
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