2回にわたりCloud Foundryの魅力に迫る。前編では、昨今のIaaS、PaaSの動向から始まり、Cloud Foundryがなぜ注目されるのかについて解説する。
国内においても高い成長性が見込まれているクラウドサービス。IaaS(Infrastructure as a Service)やSaaS(Software as a Service)が市場の中心であったが、その中間に位置するPaaS(Platform as a Service)も注目されつつある。
クラウドサービスの中でも、仮想化技術によって細分化したコンピューティングリソースを提供するIaaSは、サービス提供者側にとっても利用者側にとっても「分かりやすい」サービスであり、これまでのホスティングサービスの延長として、それを置き換える形で普及してきた。
しかしサービス提供者側の視点に立つと、IaaSは他社サービスとの差別化が図りにくい。コンピューティングリソースそのものを提供するという性質上、提供される機能はどこも同じになってしまう。つまりユーザー企業としても、サービスの優劣を決める要素は価格に対してどれだけの性能(CPUの速度、メモリ容量、ストレージの容量および速度など)を提供できるかでほぼ決まってしまう(関連記事:2011年クラウド業界を振り返る 〜IaaSの発展、混沌としたPaaS業界の行方)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
35〜49歳の含有率が最も高いのは「mixi2」 ニールセン デジタルがソーシャルメディアの利用状況を発表
ニールセン デジタルはデジタルコンテンツ視聴率のレポートを基にソーシャルメディアの利...
TikTokのトレンドに変化 なぜ「1分超え」動画が見られている?
Bufferのデータによると、TikTokでは最近、長めの動画が人気を集めている。
アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...