本連載ではパブリッククラウドベンダーへの取材や、公開資料などの調査をベースに、さまざまなクラウドサービスの特徴と利用時のポイントについて解説を加えている。今回は、ニフティの「ニフティクラウド」を取り上げる。
ニフティは1980年代後半のNIFTY-Serve(後NIFTY SERVEに改称)というコンシューマー向けのパソコン通信サービスに起源がある(筆者もそのころからのユーザーだ)。その後1990年代後半からインターネットサービスプロバイダー(ISP)へと業態シフトし、「@nifty(アット・ニフティ)」として知られるようになった。単純な接続事業者ではなく、ブログ環境(ココログ)の提供、エンターテインメントや生活情報の供給など、「サービスコンテンツプロバイダー」としての地位を確立してきた。
業態をシフトしていく中で、多様なインフラ管理技術が必要だったことは想像に難くない。サービスの迅速な追加や廃止、人気コンテンツへのピークアクセス対応やその後の縮退運転、開発環境の整備や廃止など、インフラ技術者にとっては悪夢のような日々があったことだろう。
この途上で培った技術を、クラウドサービスとして外販しているのがニフティクラウドである。パブリッククラウド型のサービスで、いわゆるIaaS(Infrastructure as a Service)に相当する。市場投入は2010年1月である。
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