オープンで相互に接続されたクラウドの実現に向けて、IT市場では何が起きているのか。単一世界政府が存在しない以上、クラウドにおけるエコシステムの形成は共同規制に寄らざるを得ない。
第1回 “オレオレクラウド”にはこりごり、クラウドの本質を知る
第3回 クラウドは安全か? 事業者との責任分界点、注目すべき安全基準とは
第4回前編 クラウドはオンプレミスとデータ連携ができる? どうなる連携コスト
第4回後編 クラウドが直面する各国の法制度 〜パトリオット法の影響とは?
第5回 クラウドの応答性能とサポート品質を客観的に比較するには
第7回 クラウドのベンダーロックインを回避するための処方せん
番外編1 エンドユーザーによるクラウド設備実査要求は百害あって一利なし
番外編1「エンドユーザーによるクラウド設備実査要求は百害あって一利なし」では、レイヤーごとに適切な設計手法(ディペンダブル、ロバスト、レジリエンス)が違い、多様性が十分担保されたクラウドサービスにとっては、レジリエンスな設計が有効であることを説明した。
先んずれば人を制すという。今起こりつつある変化の結果どのような市場が姿を現すのかを予測したい。本稿では、最近の研究が示す一般的な性質に基づいてクラウド化したITサービス市場がどのような姿になるかを予測し、縮小する国内市場にとどまるリスクについて解説する。
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