全国各地で実施されている医療分野のICT化事業。実際、ICT化の効果はどれくらいあるのだろうか? 総務省の「平成24年版 情報通信白書」を基にその現状を考察する。
国家の情報通信(ICT)政策を担う総務省では、国民のICT利用の促進、u-Japan政策や地域情報化、電気通信政策の推進など「情報通信の高度化」に取り組んでいる。中でも、医療分野では、ICT利用によって高齢化の進展、国民医療費の増加などの課題解決に注力。研究開発や実証実験を通じて、医療情報を安全かつ円滑に流通させる仕組みの確立や普及、遠隔医療の推進、情報通信ネットワークやクラウド技術を活用した医療の安全性向上、業務効率化などを推進している。
実際、医療分野のICT化の効果はどれくらいあるのだろうか? 本稿では、総務省が公表している「平成24年版 情報通信白書」で紹介されている調査・統計結果を基にその現状を考察する。
医療機関が電子カルテやオーダリング、レセプトコンピュータ(レセコン)などを導入して情報を電子化することで情報共有がしやすくなったり、事務処理が効率化したりするというメリットを享受できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
遠隔医療体制を構築する際は、患者や通常業務への影響を押さえながら進める必要がある。パンデミック下で一斉に遠隔医療体制を構築した2つの医療機関の例を紹介する。
オーストラリアでは処方箋の完全電子化が一般化しているが、制度確立までの道のりは平たんではなかった。完全電子化を阻んだ課題とその解決策とは。
コロナ禍を契機に、湾岸諸国では「デジタルヘルスケア」への移行が加速している。湾岸諸国におけるデジタルヘルスケア産業の重点投資分野とは。デジタルヘルスケア推進の”壁”とその対処法についても紹介する。
医療機関は膨大なデータを扱い、そのデータに基づいて重要な決定を下す場合がある。一方、データの質は低くなりがちだ。それはなぜか。データの品質を改善させるために必要な方策と併せて紹介する。
英国の国民保健サービスでイングランド地域を管轄するNHS Englandが、医療サービス向けの新データ基盤を構築している。この計画に英国市民団体が“待った”をかけたという。なぜなのか。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...