「無線LANルーターを入れたのに思ったような通信速度が出ない」という医療現場の声を解決するには、ベンダー任せだけでは限界があるものです。まずは院内にあるルーターの数と設置場所を見直してみませんか。
スマートフォンやタブレット端末は多くの医療機関で活用が進んでいます。しかし導入の際に大きな課題となるのが無線LAN設定。思ったような通信速度が出なかったり、アクセスポイントやセキュリティ設定に苦労したりと、無線LANの導入と無線機器の設定にはさまざまなトラブルが起こりやすいものです。本連載では、クリニックや中小規模病院における無線LANの導入をテーマに「ここが困った」を解消する情報をお届けします。
スマートフォンやタブレット端末が普及するとともに、医療現場でも「iPhone」「iPad」などを使いたいという医療従事者のニーズが高まっています。導入に際して検討しなくてはいけないことは幾つかありますが、中でも無線LANの構築は大きな課題の1つでしょう。
クリニックや中小規模病院では、医療情報システムごとに院内ネットワークを構築しているケースも多く、タブレット端末のために無線LANを追加するとしても医療情報システムごとに個別に相談しなくてはいけないケースも散見されます。
医療情報システムベンダーも自社のシステムしか責任を持てないため、医療機関が無線LANを導入しようとしたら、医療情報システムごとに別々の無線LANアクセスポイント(以下、無線AP)を導入することになったという話もよく聞きます。
筆者がある医療機関から「無線LANを入れたけれど通信が安定しないから見てほしい」と依頼を受けて訪問したケースでは、受付のテーブルの下に無線APが2台隣合わせに置いてあったので、「取りあえずテーブルの下から出して“見通しのいいところ”に無線APを“離して”置いて様子を見てください」とアドバイスしたことがありました。
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