医療機関で使用する無線LANアクセスポイントは、「モバイル端末が接続できれば何でもいい」わけではありません。認証方式はどれを選ぶべきか、設置場所はどこがいいのか、ポイントをおさらいしましょう。
スマートフォンやタブレット端末は多くの医療機関で活用が進んでいます。しかし導入の際に大きな課題となるのが無線LAN設定。思ったような通信速度が出なかったり、アクセスポイントやセキュリティ設定に苦労したりと、無線LANの導入と無線機器の設定にはさまざまなトラブルが起こりやすいものです。本連載では、クリニックや中小規模病院における無線LANの導入をテーマに「ここが困った」を解消する情報をお届けします。
医療機関で使用する無線LANアクセスポイント(以下、無線AP)は、「モバイル端末が接続できれば何でもいい」というものではありません。極端な例ですが、気軽に無線APを増設してしまった結果、無線LAN接続用の暗号化キーとして、無線AP本体に書かれている製品出荷時の暗号化キー(ネットワークキー)をそのまま使っていたというケースがありました。これでは無線AP本体に書いてある暗号化キーを覚えてしまえば、簡単に院内ネットワークに侵入できることになってしまいます。
無線LANは、電波を使うという特性上、一度接続に成功してしまえば診察室外はおろか建物の外からでも電波が届いていればアクセスできます。無線LANを導入する際は登録した端末以外は院内ネットワークにアクセスできないように設定すると同時に、無線LANへ接続する端末にIDとパスワードを設定しておくことを推奨します。
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