Skypeのビジネスツール化、うれしいのは誰?Lyncとの統合は第1段階を完了

これまでコンシューマーツールとみられていたSkype。しかし、Microsoft買収によるLyncとの統合化によって有効なビジネスツールに生まれ変わろうとしている。

2013年07月24日 08時00分 公開
[Gina Narcisi,TechTarget]

 米Microsoftは人気のビデオ会議クライアントと企業向け統合コミュニケーション(UC)プラットフォームの統合について、その第1段階を完了したと発表した。これによりSkypeとLyncの統合化計画を大きく前進させた形だ。統合の初期段階では、LyncユーザーはSkypeを利用して音声会話、プレゼンス状態の確認、インスタントメッセージを利用できるようになる。

 「Lync/Skype統合の第1段階では、自由でシームレスなコミュニケーションを求めるエンドユーザーのニーズに対応する一方、IT部門がエンドユーザーの動きを妨げることなくUCインフラを管理できるようにした」とMicrosoftのLync製品マーケティング担当ディレクター、BJ・ハバーコーン氏は、同社ブログに投稿した。

 「(エンドユーザーは)デバイスでも何でも、なじみのある技術を利用して流れるように仕事ができることを望む。一方、IT部門はさまざまな要求に対応しながら、組織のために技術を管理しなければならない」と同氏。「こうした状況が、Lyncユーザーにエンタープライズレベルの機能を享受しながら、サプライヤーや顧客、パートナーとの連携、コラボレーションを可能にするSkypeのグローバルな広がりを活用するチャンスをもたらした」

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。