障害児の気持ちも伝えられる、身近な福祉ツール「iPad」の可能性「国際福祉機器展」イベントリポート【後編】

高齢者や障害のある人を支える介護・福祉の現場では、よりよいサービスの提供を支援するIT化が進められている。そこで重要な役割を担うようになったのが、iPadやAndroid端末などのスマートデバイスだ。

2013年10月09日 08時00分 公開
[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 介護・福祉の現場でスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスを導入する動きが進んでいる。前編「介護・福祉の現場を支えるWindows 8/RTデバイスの強みとは?」に続き、2013年9月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催された「第40回国際福祉機器展2013」に出展されたAndroid端末やiOS端末、デジタルペン関連の製品/サービスを紹介する。

より身近なツールでコミュニケーションを支援する「トーキングエイド for iPad」

 スマートデバイスは、会話や筆談が困難な障害のある人のコミュニケーションを補助するツールとしても利用できる。ユープラスは、iPadを利用したコミュニケーション機器「トーキングエイド for iPad」を展示。トーキングエイド for iPadは、1985年に当時のナムコ(現バンダイナムコゲームス)などが開発した会話補助装置「トーキングエイド」シリーズ(2013年3月販売終了)の後継機種となる。「テキスト入力版」「シンボル入力版」の2種類をAppStoreからダウンロードして利用できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news078.jpg

生成AIへの期待値の変化 DeepSeek台頭がマーケターに突きつける課題とは?
AI 生成の広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス結果重視で非...

news128.png

2024年に視聴者が検索したテレビCM 2位は中国のあのEVメーカー、1位は?
2024年にテレビCMを通して視聴者が気になりWeb検索したものは何だったのか。ノバセルが発...

news078.jpg

Googleの広告収益成長が鈍化、中国のアレが原因?
YouTubeなどのプラットフォームの成長率は、米国の選挙関連支出の急増にもかかわらず低迷...