ポリシー違反でも私物スマートフォンを持ち込む若手社員のまっとうな言い分「私物端末を毎日仕事に利用」は6割以上

「ジェネレーションY」と呼ばれる若手社員のセキュリティに関する意識は比較的高い。ただし、スマートフォンやクラウドといった最新技術についてはその限りではないようだ。

2013年12月10日 08時00分 公開
[Brandan Blevins,TechTarget]

 企業が従業員による私物端末の業務利用(BYOD)クラウドサービスの利用について管理するためには、ITセキュリティポリシーの策定が最も論理的な方法のように見えるかもしれない。だが新たに発表された調査結果によると、ジェネレーションY(Y世代、注)と呼ばれる若い世代の会社員の間では、こうしたポリシーを無視して私物端末やクラウドサービスを使うことに抵抗を感じない人が増えているようだ。

注 米国で1980年〜1990年ごろに生まれた世代。戦後のベビーブーマーの子どもたちに当たる。

 ネットワークセキュリティアプライアンスベンダーの米Fortinetは先頃、21〜32歳の会社員3200人を対象に最近実施した調査の結果を発表した。この調査では、BYODとクラウドに関して企業のIT部門が定めたポリシーを多くの若手社員が無視している実態が明らかとなった。調査では、回答者の65%が「スマートフォンタブレット、ノートPCなどの私物端末をほぼ毎日仕事に利用している」と答え、14%が「少なくとも月に数回は利用している」と答えている。

 驚くべきことに、「私物端末の業務利用を禁止する企業ポリシーに違反するかもしれない」と答えた回答者は全体の51%に及ぶ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...