第1回「仮想化特有の課題がある、VMware環境の“従来型”HAクラスタ」では、VMware環境に物理環境と同様のHAクラスタ製品を用いることで生じる課題について紹介した。第2回、第3回では、それらの課題に対処し解決するための、HAクラスタ製品の選定ポイントを紹介する。
製品を選ぶ際は、いきなり製品比較を始めるのではなく、要件の整理と確認から始まり、方式選定、製品比較、製品選定の順で進めるべきである。
これはHAクラスタ製品に限ったことではなく、どんな製品を選定する場合も同じことがいえる。幾つかのメーカーの製品説明を聞いただけで製品比較を始めてしまうと、方式の異なる製品を比較してしまうことが多い。焦点が曖昧なので、その結果、労力をかけた割には内容の薄い比較となってしまう。まずは要件を整理した上で方式を選定する。そして、その方式を実現する製品について機能比較を行うのが正しいやり方だ。その後、製品ごとの機能やコストを比較し、想定内の予算に収まる製品を選定するという流れである。
VMware環境のHAクラスタは「仮想マシン間HAクラスタ」だけではない。大きく分けて3つの方式がある。
(1)仮想マシン間HAクラスタ
(2)vSphere HA
(3)vSphere HA+アプリ監視
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