今回は、これまでに説明したバックアップ製品選定ポイントを用いて、主要なバックアップ製品の機能比較を行う。
連載インデックス「仮想環境のバックアップ製品 選定ポイント」
バックアップ製品の比較を始める前に、まずはバックアップ方法を検討すべきである。バックアップ方法を決定せずにバックアップ製品を比較すると、バックアップ方法の異なる製品を比較することになり、比較のポイントがぶれてしまう。その結果、要件ではなくコストのみで製品を選定するというケースも出てきてしまう。
VMware環境に向いているバックアップ製品は大きく分けて2つに分類できる。1つは、バックアップソフト(バックアップアプライアンスを含む)、もう1つはストレージベンダーが提供するストレージのコピー機能とVMwareの仮想マシンスナップショットの連携を自動化するソフト(本記事では「ストレージ・VMware連携ソフト」と呼ぶことにする)である。
バックアップソフトは、VADPバックアップ、ネットワークバックアップによって、システムデータ(OS)、ファイルデータ、データベース(DB)データを包括的に保護することができる。
ストレージ・VMware連携ソフトは、主にシステムデータのバックアップ用途に用いられ、バックアップソフトと比較して、高速なバックアップ/リストアが実現できる。ストレージの機種に依存するため、異機種のストレージが混在している環境では、ストレージ機種ごとにバックアップ/リストア操作、スケジュール/世代管理など運用が異なってしまう。
中大規模の仮想化環境では、システムデータ、ファイルデータ、DBデータのそれぞれを取得するバックアップ方法として、一般的には下記が考えられる。小規模環境では、システムデータ、ファイルデータ、DBデータの全てをバックアップソフトのネットワークバックアップでまかなえるケースもある。
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