2015年03月23日 08時00分 公開
特集/連載

コンピュータ教育を開始した英国で見えてきた課題生徒と教師にアンケート

英国の義務教育でプログラム作成、デバッグ、コーディングなどのコンピューティング科がスタート。生徒と教師を対象としたアンケートから、さまざまな課題が見えてきた。

[Kayleigh Bateman,Computer Weekly]
Computer Weekly

 英国の義務教育おける1学期のカリキュラムに対するアンケート調査を実施したところ、「コンピューティング」科の授業を受けた生徒(訳注)の半数近く(47%)は、教師がもっと技術を磨いてほしいと答えていたことが分かった。

訳注:日本では小学生を「児童」、中学、高校、専修学校、各種学校生を「生徒」と呼ぶ。本記事で取り上げている9〜16歳を日本の制度に当てはめると児童と生徒にまたがることになるが、煩雑になるため本文は「生徒」で総称する。

Computer Weekly日本語版 3月18日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 3月18日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 この調査は、生徒にプログラミングを教える教師の研修を実施している英国コンピュータ協会(BCS)の下部組織Computing at School(CAS)と、CASを支援している米Microsoftが共同で実施したもので、9〜16歳の生徒2000人から回答を得た。これによると、(科目を教えている)教師にはもっとサポートが必要だと、生徒たちは考えている。さらに41%の生徒は、授業中にコンピュータの操作をする先生を日常的に介助していると回答した。

 一方教師側は、コンピュータの授業をカリキュラムの想定通りに実施できたと自信を持っている人が約4分の3(73%)に上るものの、プログラム作成、デバッグ、コーディングなどの領域については、授業で十分に伝えられたかどうか自信がないとする教師も多かった。

 また、調査に回答を寄せた300人の教師のうち、69%は「楽しく授業ができた」と答えているが、訓練、(技術の)養成、(自主)学習のための資料が足りないと訴える人が81%もいた。

 さらに調査では、コンピュータに興味を持ちもっと学びたいという生徒は41%だが、学校の授業では物足りないと感じていることも分かった。

 約67%の教師は、コンピュータの授業中、生徒は興味を持って集中していたと報告している。ただし4分の1近く(24%)の教師は、2014年9月にその年度のカリキュラムを開始するまでこの教科の経験は皆無だったと認めている。

 調査結果を受けて、英国政府のニッキー・モーガン教育大臣は次のように語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news154.jpg

孫消費急減、女性のLINE利用増――ソニー生命「シニアの生活意識調査2020」
毎年恒例の「シニアの生活意識調査」。2020年のシニアの傾向はどうなっているでしょう。

news137.jpg

米大統領選を巡る「アプリ対決」のゆくえ 「Trump 2020」 vs. 「Vote Joe」と「TikTok」 vs. 「Triller」
米国では2020年月の大統領選挙を前に選挙戦がますます活発化しています。関連するアプリ...

news143.jpg

店舗の滞在時間が減少、「20分未満」が約1.5倍に――凸版印刷とONE COMPATHが5万人買い物調査
電子チラシ「Shufoo!」を利用する全国の男女5万人を対象に実施した買い物に関する意識調...