「当社はAmazonの事業計画にも影響を与える」と豪語する英Omnifoneの共同創業者、サント氏。彼はAWSを徹底的に活用し、レゴスタイルと呼ぶ開発哲学を提唱する。
音楽ストリーミングのプラットフォームサービスを提供する英Omnifoneの共同創業者にしてチーフエンジニアを務めるフィル・サント氏に話を聞いた。ソフトウェア開発は、レゴ(ブロック)を組み立てるときのアプローチにならって進めるべきだというのが同氏の持論だ。
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サント氏は約90人のエンジニアを率いて、Amazon Web Services(AWS)上で音楽ストリーミングプラットフォームであるOmnifoneを開発した。このプラットフォームは世界のほぼ全ての国から配信された4000万曲をホストしていて、毎月約100万曲が追加されている。
同氏は、レゴを組み立てるときのようなやり方でアプリケーションを開発する、コンポーネントベースの開発手法を熱心に支持している。従ってOmnifoneもほとんどの部分をAWS上でコンポーネント化している。
このプラットフォームは2種類のソフトウェアサービス、つまりOmnifone社内で開発したものと外部から提供されたもので構成されている。サント氏の体験からすると、ソフトウェア開発最大の課題は、社内開発のサービスと外部のサービスを組み合わせて、一定のサービスレベルを維持することだったという。
Omnifoneは、2005年に(フィンランド企業のNokiaから)Symbian OSベースのマルチメディアスマートフォン、Nokia N70が発売されたことがきっかけで設立された。
Nokia N70は、バックグラウンドで曲をダウンロードしながらユーザーインタフェースを操作して別の動作を実行することができた。さらに別の曲を復号してメディアプレーヤー(アプリ)で再生することもできた。こんな操作を実現した初めてのデバイスだった。
サント氏は当時の様子を次のように語る。
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