「Windows 10は最もインストールされるWindowsになる」という見解を発表したGartner。同社がWindows 10をそう評価する理由とは?
米Gartnerによると、多くの企業や組織が2016年前半に「Windows 10」のパイロット運用を計画しているという。2016年後半には、IT部門がさらに運用範囲を広げるだろうとも予測している。
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Gartnerは、少なくとも半数の組織が2017年初頭に運用環境への導入を始めると想定している。これは、2020年の「Windows 7」サポート終了を控え、2019年中には移行を完了したいと考える組織が多いためだ。
Windows 10は、かつての「Windows XP」やWindows 7と同様、Windows史上最も広くインストールされるバージョンになろうとしているとGartnerはみている。
かつて、IT部門はWindows XPからWindows 7への切り替えをためらった。だが、Windows 10ではそのような遅れは生じないないとGartnerは予測。同社調査部門のバイスプレジデントを務めるスティーブ・クレインハンス氏は次のように話す。「企業のWindows 10導入は、2009年のWindows 7導入よりもはるかに短期間で行われると考えられる」
Windows 7に対応するアプリケーションやデバイスとの互換性が高いことに加え、タブレットや2-in-1デバイスの導入を求める社員が多いことから、企業はWindows 10の導入を余儀なくされる。
コンシューマーは無料アップグレードを利用できることから、Windows 10を使いこなすユーザーは増えるだろう。
「iOS」や「Android」などのモバイルOSの普及を考えると、企業のアプリケーションポートフォリオは徐々にプラットフォームに依存しなくなり、あらゆるデバイスからアプリケーションにアクセスできるようになるだろう。
プラットフォームが限定されるWindowsアプリケーションは一定水準を下回り(アプリケーションポートフォリオの20~30%)、「管理できるぐらいの少数派」になる。その結果、デバイスに縛られない配布方法を用いるアプリケーションに限定することが、企業にとって財政面でも運用面でも次第に魅力的になるとGartnerは予測する。
Gartnerのバイスプレジデント兼最上級アナリストのケン・デュレイニー氏は言う。
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