病院がランサムウェアに狙い撃ちされる“簡単で奥深い”理由身代金を支払ってしまったケースも

ランサムウェアは、コンピュータシステムをフリーズさせ、復旧と引き換えに身代金を要求する不正プログラムだ。米国では春先から、ランサムウェアの被害に見舞われる病院が増えている。

2016年04月20日 15時00分 公開
[Jason SparapaniTechTarget]
画像 ランサムウェアは画面ロックや暗号化でファイルをアクセス不可にし、復旧と引き換えに被害者に身代金を要求する(出典:マカフィー公式ブログ「身近な脅威となったランサムウェア」)《クリックで拡大》

 ランサムウェア(身代金要求型不正プログラム)の被害に見舞われる病院が増えている。ケンタッキー州のMethodist Hospitalや、カリフォルニア州のChino Valley Medical Center、Desert Valley Hospital、Alvarado Hospital Medical Center、インディアナ州のKing's Daughters Health。これらはランサムウェアの被害に遭った医療機関のごく一部だ。災難に遭った病院は全て、何らかの形でネットワークが一時的に不通になった。中にはHollywood Presbyterian Medical Centerのように身代金を支払った病院もある。

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