サイバー攻撃に伴う損害を補償する「サイバーセキュリティ保険」。米国を中心に企業の導入が進むが、そもそもサイバーセキュリティ保険は企業にどう役立つのか。
あらゆる情報セキュリティ対策は、せんじ詰めると2つの側面に集約できる。「保護」と「対処」だ。対策を成功させるには、この両方が必要になる。そしてこの両面において、企業は5つの現実に対処しなければならない。
問題はこうした避けられない現実に、企業がどうすれば対処できるかだ。その答えを出すに当たっては「全ての攻撃を被害の発生前に検知すること」「全てのインシデントの影響を軽減し、ビジネスへの悪影響を防ぐことはできないこと」を念頭に置く必要がある。
一部の企業にとってこうした問題の答えは、サイバー攻撃による損害を補償する「サイバーセキュリティ保険」のカバー内容という形で示されている。
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