「Windows Server 2016」新機能、高可用性ストレージを自在に構成する「Storage Spaces Direct」とは?Exchange Server相当の可用性を実現

「Windows Storage Spaces」では新しい「Storage Spaces Direct」機能の追加により、ローカルストレージをフェイルオーバークラスタとして使えるようになった。JBODストレージもサポートする。

2016年07月07日 12時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
Windows Server 2016ではそれまでのストレージ管理機能から可用性対策を強化している

 Windows Server 2016ではストレージ機能を刷新する。特に注目したい新機能が「Storage Spaces Direct」だ。

 Windows Server 2012で導入したWindows Storage Spacesは、サーバのストレージをさまざまな高可用性構造に分割できるようにした機能だった。実際のところ、Storage Spaces Directが生成するこれらの構造はRAIDアレイに似ている。しかし、Microsoftはそのような呼び方をしていない。

 新しいStorage Spaces Directは、Windows Storage Spacesの一部として既に存在する機能を利用する。この新機能によって、ユーザー企業はWindows Storage Spacesを使ってローカルストレージリソースから高可用性ストレージを作成できる。このコンセプトは、「Microsoft Exchange Server」で以前から利用してきた高可用性メカニズムに似ている。

サーバ&ストレージ ナビ

ハイパーコンバージドインフラ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news149.jpg

メルカリがリテールメディア「メルカリAds」を本格開始 想定される広告ニーズは?
メルカリが新たな収益源を確立すべく広告事業への参入を発表した。

news120.jpg

「ディープフェイク」が本当に危険な理由とは? AIが変えるソーシャルメディア5つのシナリオ【前編】
AIはソーシャルメディアマーケティングと広告の分野で効率と効果を大幅に向上させている...

news053.jpg

ファーストパーティーCookieとサードパーティーCookieの違いって結局、何?
GoogleのサードパーティーCookie廃止の方針が二転三転し、デジタル広告業界は大きく混乱...