営業支援コンサルタントやロボット弁護士、規制調査アプリケーションなど、人工知能「Watson」の導入実績も増えてきた。しかし、Watsonを導入するためには高い高いハードルを乗り越える必用がある。
2011年、IBMの「Watson」が米国の長寿クイズ番組「Jeopardy!」で2人のクイズチャンピオンに勝利した。同番組は、一般知識のヒントを示して、参加者が疑問文形式で回答する形式を取る。Watsonはこの番組で、自然言語を理解し、文字で書かれた膨大な知識を学習する能力を示して人工知能の大きな進化を明らかにした。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 8月3日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
以降、IBMはWatsonをビジネス、調査、医療などの分野に投入する準備を進めている。狙いは、よく寄せられる質問に対する回答を短時間かつ低コストで見つけられるようにすることだ。
28セットのAPIを使うことで、Watsonアプリケーションをビルドしたり自社開発システムへWatson機能を統合したりできる。APIは全てIBMのクラウドプラットフォーム「Bluemix」で提供される。これらのAPIを使用すると、テキストスタイルの分析、文脈上関連する用語リストの作成、会話の書き起こし、自然言語の分類などが容易になる。
このテクノロジーの応用範囲は広がっている。2016年5月、IBMはWatsonテクノロジーを活用して、ジカウイルスやエボラウイルスなどの致死性ウイルス感染症の防止に役立つ新しい高分子を発見したと発表した。一方、世界中にオフィスを持つ法律事務所Baker & Hostetlerは、Watsonをベースに「ロボット弁護士」を作り上げた。
だが、人工知能を導入しただけでは使いものにならない。Watsonを導入するには何が必要なのか。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 7月20日号 AppleとMicrosoftのオープンソース戦略
Computer Weekly日本語版 7月6日号 第4世代フラッシュストレージの衝撃
Computer Weekly日本語版 6月22日号 ネットワーク市場を激変させるNFV
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
生成AIを活用して業務や顧客体験の再構築を進める動きが活性化しているが、その多くが、PoCやラボ環境の段階にとどまっている。なぜなら、生成AIの可能性を最大限に引き出すための、インフラのパフォーマンスが不十分だからだ。
昨今のソフトウェア開発では、AIコーディングアシスタントの活用が主流になっている。しかし、最適なコーディングアシストツールは、開発者や企業によって異なるという。導入の際は、どのようなポイントに注意すればよいのか。
生成AIの活用にはデータベースが重要となるが、従来のデータベースは最新テクノロジーに対応できないなどの課題がある。本資料では、データベースをモダナイズし、生成AIを用いてビジネスイノベーションを生み出すための方法を探る。
ビジネスにおいて、検索体験およびその結果の質の向上が重要なテーマとなっている。顧客はもちろん、自社の従業員に対しても、実用的な答えをより迅速に、手間なく入手できる環境の整備が求められている。
登場以来ビジネスへの活用方法が模索されてきた生成AI。近年では業務組み込みにおける具体的な成功例が数多く報告されている。本資料では、5件の生成AI活用事例を交えて、業務に組み込む上での具体的なアプローチを解説する。
ドキュメントから「価値」を引き出す、Acrobat AIアシスタント活用術 (2025/3/28)
広がるIBM i の可能性 生成AIによる基幹システム活用の新たな技術的アプローチ (2025/3/28)
「NVIDIAのGPUは高過ぎる……」と諦める必要はない? GPU調達はこう変わる (2025/3/11)
PoCで終わらせない企業の生成AI活用 有識者が語る、失敗を避けるためのノウハウ (2024/10/18)
生成AIのビジネス利用 すぐに、安全に使うためには? (2024/8/26)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。