2011年、IBMの「Watson」が米国の長寿クイズ番組「Jeopardy!」で2人のクイズチャンピオンに勝利した。同番組は、一般知識のヒントを示して、参加者が疑問文形式で回答する形式を取る。Watsonはこの番組で、自然言語を理解し、文字で書かれた膨大な知識を学習する能力を示して人工知能の大きな進化を明らかにした。
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以降、IBMはWatsonをビジネス、調査、医療などの分野に投入する準備を進めている。狙いは、よく寄せられる質問に対する回答を短時間かつ低コストで見つけられるようにすることだ。
28セットのAPIを使うことで、Watsonアプリケーションをビルドしたり自社開発システムへWatson機能を統合したりできる。APIは全てIBMのクラウドプラットフォーム「Bluemix」で提供される。これらのAPIを使用すると、テキストスタイルの分析、文脈上関連する用語リストの作成、会話の書き起こし、自然言語の分類などが容易になる。
このテクノロジーの応用範囲は広がっている。2016年5月、IBMはWatsonテクノロジーを活用して、ジカウイルスやエボラウイルスなどの致死性ウイルス感染症の防止に役立つ新しい高分子を発見したと発表した。一方、世界中にオフィスを持つ法律事務所Baker & Hostetlerは、Watsonをベースに「ロボット弁護士」を作り上げた。
だが、人工知能を導入しただけでは使いものにならない。Watsonを導入するには何が必要なのか。
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