Oracleは、2016年度通期の売上高を前年比3%減の370億ドルと発表した。クラウドソフトウェアとオンプレミスソフトウェアを合わせた売上高は前年比2%減の29億ドル、SaaSとPaaSの売上高は前年比49%増の22億ドルだという。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 8月3日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
通期業績で、クラウドとSaaSは同社売上高の6%、IaaSはわずか2%だった。
同社売上高の大半を占めたのはオンプレミスソフトウェアだ。同社の発表によれば、オンプレミスソフトウェアの総売上高は前年比3%減の72億ドルだという。
OracleのCEOサフラ・キャッツ氏は、財務ブログサイト「Seeking Alpha」に掲載された収支報告の中で、この業績低下はクラウド事業の成長によるものだと説明している。
「クラウドへの移行が加速し、ソフトウェアの新規ライセンス売り上げが前年比10%減の28億ドルになった。ハードウェアサポートなど、ハードウェア事業の売上高は前年比7%減、ハードウェア製品の売上高は7億2500万ドル、ハードウェアサポートの売上高は5億5800万ドルとなった」と同氏は話している。
「SaaSとPaaSの急成長は今後数年間続くと予測している」とOracleの会長兼CTOのラリー・エリソン氏は付け加える。「成長が続けば、当社はSaaSとPaaSの売上高が10億ドルを突破する初のクラウドプロバイダーになる可能性がある」
SaaS、IaaS、PaaSを送り出した同社は、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」との直接競争に足を踏み入れたことになる。
営業利益について聞かれたOracleのマーク・ハード氏は、こう答えた。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 7月20日号 AppleとMicrosoftのオープンソース戦略
Computer Weekly日本語版 7月6日号 第4世代フラッシュストレージの衝撃
Computer Weekly日本語版 6月22日号 ネットワーク市場を激変させるNFV
AI活用で日本が米国に追い付く――PwC調査
PwC Japanグループが日本で実施した調査の結果から、日本企業によるAI活用が大きく進み、...
SaaS企業の成功メソッド「PLG」を実践するための組織作りとは?
成長を続けるSaaS企業には組織としての共通点がある。それは具体的にどのようなものだろ...
メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...