フラッシュストレージはHDDに比べて大幅にパフォーマンス(IOPSおよびスループット)が向上し、レイテンシが抑えられている。とはいえフラッシュは比較的高価で、価格は大容量HDDの10倍を下らない。
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そこで妥協案として、アクティブな入出力(I/O)を高速化するために、フラッシュをキャッシュに利用したりティアリング(ストレージ階層化)機能を備えたストレージに組み込んだりする場合がある。
しかし、ストレージに格納したアクティブなデータへのアクセスを高速化するという目的は同じでも、キャッシングとティアリングではアプローチの方向が全く異なる。キャッシングは本質的に、アプリケーションとバックエンドストレージの間にアクティブなデータのコピーを配置する方式だ。これとは対照的に、ストレージティアリングはデータの使用頻度によって異なる種類の媒体(高速なもの、比較的高価なもの、低速なもの)に振り分けて配置する仕組みだ。
DRAMまたはシステムメモリをキャッシュとして使用するのは、メインフレーム時代から受け継がれているコンピュータアーキテクチャの1つだ。外部アレイにキャッシュを配置してI/Oを高速化する手法も25年前から使われていた。
現在は、アクティブなデータを保持するキャッシュの設置場所として、
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