Computer Weeklyが毎年実施しているIT優先度調査。2016年はどの分野の投資が活発化するのだろうか? この結果から、CIOの不安や期待が透けて見える。
Computer Weekly恒例の「IT優先度調査」2016年の結果が発表された。ここ数年で重要度が増すと予想されてきた分野、生産性、セキュリティ、在宅勤務、モバイルワーキングなどに英国の大企業のIT部門は注目しているようだ。
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「2016年に実装したいネットワーク施策は?」という設問に、「在宅勤務を楽に実現するためのテクノロジーをすぐにでも導入したい」という回答が多かった。
また、「仮想プライベートネットワーク(VPN)を実装する予定」という回答が4分の1強(26.9%)、「本社と支社の接続など、リモートアクセスに注目している」という回答が22.4%あった。
「2016年に実装したい展開モデルは?」という設問に、「モバイル」が37.5%の回答を得て3位にランクインした。ちなみに、1位は「ソフトウェアとハードウェア両方をオンプレミス」、2位は「SaaS」だった。
2016年に計画しているモバイルプロジェクトについてもう少し詳しく見ていくと、私物端末の業務利用(BYOD)や業務専用端末のサポートを予定しているという回答が多かった。
モバイルプロジェクトの最優先事項は、47.2%の回答を集めた「エンタープライズモビリティ管理ソリューション」だった。このことから、企業のCIO(最高情報責任者)は社内ネットワークにモバイル端末を接続した場合のセキュリティリスクを強く警戒していることがうかがえる。
今回最も企業の関心が薄かったのは、
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