オープンソースコミュニティーとの協力関係を模索するAppleとMicrosoftの戦略は、好意的に受け止められている。企業利益のためであることを隠さない両社が受け入れられ、開発者が集まる理由とは?
Appleに愛着を持つ開発者は多いようだ。どこの開発者向けカンファレンスに出掛けても、登壇者が持っているコンピュータにはAppleのロゴがステータスシンボルであるかのように輝いている。
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オープンソースコードのリポジトリコミュニティー「GitHub」の共同設立者兼CEO、クリス・ワンストラス氏は、アムステルダムで2016年5月に開催されたカンファレンス「GitHub Satellite」に登壇。Appleがオープンソースを正式に支持することを示す施策が近いうちに始動すると参加者たちに語った。Appleが以前からGitHubに貢献していることを同氏は特に強調し、開発者の働き方に新たな選択肢が加わったことを示す良い例だと語った。
ワンストラス氏は、Appleが新しいプログラミング言語である「Swift」をオープンソースコミュニティーで普及させたいとGitHubにアプローチしてきたことは非常に印象深いとして、次のように話す。「AppleのSwiftは新しいタイプのオープンソースプロジェクトだといえる。すばらしいコミュニティーで優れたオープンソーススタンダードを定義する、すばらしいプロジェクトだ」
GitHubのSwiftプロジェクトのページには、Swiftについて次のような記述がある。
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