Microsoftはスマートフォン事業からの撤退を推し進め、多くの従業員を解雇している。同社は今後どこへ向かうのか?
2016年5月、Windows部門の責任者であるテリー・マイヤーソン氏は、同社がスマートフォンのハードウェアを担当していた部門の従業員を1850人削減する計画があることを認めた。
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 9月20日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
同社CEOのサトヤ・ナデラ氏は、この方針転換について次のように語った。「当社の携帯電話事業は、当社が他社に比べて有利な分野に注力する。それはすなわち、セキュリティ、管理のしやすさ、当社独自のContinuum機能を重視する大企業と、大企業のこの価値観に共感するコンシューマー(一般消費者)だ。あらゆるモバイルプラットフォームに対応可能な当社のクラウドサービスで、端末の種類を問わないイノベーションを継続する」
Microsoftの戦略は、Windowsをあらゆる場所に普及させることではなさそうだ。フィーチャーフォン部門の売り上げは2016年5月時点で3億5000万ドルにとどまっており、スマートフォン事業の縮小も継続していることから、Microsoftは事業の中心をクラウドベースのソフトウェアへ、そして意外にもPCとタブレットのハイブリッド型端末である「Surface」へと移行させつつある。
同社の2016年会計年度(2016年6月30日に終了)の年次報告書の記載によると、Officeの売り上げは過去3年間235億~243億ドルの間で安定している一方、Surfaceの売り上げは2014年の19億ドルから2016年には41億ドルへと急激に伸びたという。
また、Microsoftの2016年度年次報告書によると、直接販売によるWindowsの売り上げは2016年会計年度が81億ドル。2015年会計年度は148億ドルだったという。
MicrosoftはWindows 10について次のように説明する。
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 9月7日号 Microsoft対米国政府──判決は?
Computer Weekly日本語版 8月24日号 それでもAzureを選ぶべき理由
Computer Weekly日本語版 8月3日号 Watsonが企業にやってくる
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
リモート接続におけるITサポートチームは、安定稼働が大きな使命の1つだが、近年はシステムの複雑化に伴い、ITオペレーションの負担が増大している。本資料では、AIを活用してITオペレーションの効率を大きく改善する方法を紹介する。
昨今、多くの企業が業務にリモートアクセスを取り入れているが、リモート接続ツールの導入には、専門知識が求められる。また初期設定や運用設計などを自社で行う場合、最適化されていないケースも多い。どのように解消すればよいのか。
スマートフォンの進化により、「ノートPCとの2台持ち」の必要性は薄れつつある。スマートフォンをノートPCとして使うための便利な方法を解説する。
テレワークの普及に伴い、スムーズな仕事を実現するだけではなく、ギークの知的好奇心さえも満たすガジェットが充実している。ギークが他のギークに“激推し”したくなるガジェットを紹介しよう。
AI(人工知能)技術の活用が広がる中で、スマートフォンの利用はどう変わろうとしているのか。Samsung Electronicsが発表したスマートフォン新シリーズ「Galaxy S24」を例にして、“AIスマホ”の特徴を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。