「オンライン詐欺検出システム」を購入する企業がベンダーに質問すべき3つのことペイメントカードを狙ったサイバー犯罪への処方せん【後編】(1/2 ページ)

「オンライン詐欺検出システム」は、検出方法とその対象範囲が各ツールの差別化要因となっている。自社に最適な製品を選ぶには、詐欺検出ツールの主要機能を評価することが重要だ。

2016年11月02日 15時00分 公開
[Ed TittelTechTarget]
Market Guide for Online Fraud Detection(出典:Gartner)《クリックで拡大》

 前編「電子商取引の犯罪被害を減らす、『オンライン詐欺検出システム』の仕組み」に続き、オンライン詐欺検出システムの機能を解説する。

 オンライン詐欺検出の管理とサポートは、実装方法によって異なる。SaaS(Software as a Service)ベースのオンライン詐欺検出はサービスプロバイダーがホストする。顧客は構成インタフェースを通じてサービスにアクセスし、設定をカスタマイズして、一般的な管理タスクを実行する。

 オンプレミスのオンライン詐欺検出システムでは、管理により多くの手間が掛かる。ソフトウェアを実行するサーバの導入とメンテナンス、ソフトウェア自体、顧客のネットワークインフラの管理が必要になるためだ。

 オンライン詐欺検出システムとサービスを導入すれば詐欺の事象を全て検出できるというわけではない。ただし、小売業者や金融機関のリスクを大幅に削減し、顧客に高水準の保護を提供することができる。

機能

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...