2017年03月14日 08時00分 公開
特集/連載

IT部門にとっては大問題──PC&Windowsの時代は終わったのか?マルチプラットフォーム対応はいばらの道

スマートフォンやタブレットが企業に入り込み、PCやWindowsは業務に不可欠な要素ではなくなった。このままPCやWindowsは企業から消えていくのだろうか。

[Daniel Robinson,Computer Weekly]
Computer Weekly

 企業の従業員が選択できるエンドポイント端末はかつてないほど増えている。従来のPCやMacに加えて、スマートフォンやタブレットなど、あらゆる機器が多くの企業で導入されている。

Computer Weekly日本語版 3月8日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 3月8日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 こうした変化は、かつて最も重要なビジネスプラットフォームだった「Windows」が、企業のアプリケーションやデータの入り口としての重要性を失いつつあることを意味する。

 少し前までは、従業員が会社のデータにアクセスすることは、Windowsアプリケーションを実行することと同義だった。つまり、Windowsを搭載したPCを使用することを意味していた。

 だが本稿執筆時点では、多くの従業員が「iPhone」でCRMにアクセスしたり、売り上げに対する業務処理を行ったりすることが可能になっている。また、「iPad」でスプレッドシートを更新することもある。他にも、以前ならPCでしかできなかったさまざまな処理がこうした端末で実行できる。

 もちろん、PCが不要になるわけではない。2016年初頭にForrester Researchが発表した報告書でもその点は明確に強調されている。「従来のPCとPC用ソフトウェアの重要度が高いことに変わりはなく、PCが廃れたわけではない。だが、モバイル端末とそのアプリの重要性も増している。従業員に柔軟性を提供することと、顧客サービスをサポートすることは、企業所有端末、ユーザー所有端末を問わずITの重要な研究分野になっている」

その他の利用可能なオプション

 結果として、多くの企業向けアプリケーションがWindows以外のプラットフォームからアクセスできるようになっている。これを実現するために、「Android」や「iOS」などのOS用のネイティブクライアントソフトウェアが用意される場合もある。Microsoftも「Microsoft Office」のモバイルアプリでこのような取り組みを行っている。一方、SAPのように、モバイルソフトウェアを自社のアプリケーションに接続できるようにする開発者ツールを用意する企業もある。

 Microsoftも「Windows 10」でクロスプラットフォームモデルの実現を目指していた。いわゆる「ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)」アプリを利用できるようにしたのはそのためだ。UWPアプリは、デスクトップPC、ノートPC、Windowsタブレット、「Windows Phone」上で実行することを意図している。

 だが、Windows Phoneがスマートフォン市場全体に占める割合は非常に低く、その事実がMicrosoftのビジョンの妨げとなった。大半のユーザーはiPhoneかAndroid端末を好んでいる。この事実を認めたMicrosoftは方針を転換し、「Office 365」にリンクする自社アプリのiOS版とAndroid版を開発した。

 もう1つ要因がある。

続きはComputer Weekly日本語版 3月8日号にて

本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。


Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー

Computer Weekly日本語版 2月22日号 3D NANDで飛躍するフラッシュストレージ

Computer Weekly日本語版 2月8日号 NVMe over Fabricsに高まる期待

Computer Weekly日本語版 1月25日号 ARMが進めるIoT戦略


ITmedia マーケティング新着記事

news074.jpg

SDGsの取り組みが認知されると、生活者の7割が行動を起こす――電通PR調査
SDGsの認知率は約4割。前年比15.6ポイント増と大きく伸長しています。今企業が取るべきア...

news162.jpg

「中古品の購入・使用への抵抗感」が増加 コロナ禍の影響か――メルカリ調査
メルカリによる定点調査。利用者が増え続けるフリマアプリですが、コロナ禍の消費者心理...

news144.jpg

「BOTANIST」を生んだI-neが上場 強いブランドの秘密とは?(無料eBook)
「BOTANIST」運営のI-neが東京証券取引所マザーズに上場。テクノロジーとマーケティング...