多くの企業のIT部門には、高度なサイバーセキュリティスキルを持つ優秀な人材が不足している。だがセキュリティ対策の基本を着実に実践すれば、「Windows 10」を安全に保つことが可能だ。
サイバーセキュリティのスキル不足は確かに存在する。「Windows 10」に関してはなおさらだ。情報セキュリティリスクを査定し軽減するための専門知識を備えたITプロフェッショナルが、とにかく足りていない。
優秀なセキュリティ人材が増えれば、企業が経験する情報漏えい件数は減るはずだと考える人が多い。だが現実には、情報セキュリティ専門家の国際的団体であるISACAは、セキュリティ分野のITプロフェッショナルが2019年には全世界で200万人不足すると予想している。
サイバーセキュリティのスキル不足は確かに、企業が直面するセキュリティ攻撃やセキュリティホールの数に影響を及ぼす。ただし実際には、IT部門のやり方に問題がある場合も少なくない。高度な最新技術にばかり目を向け、セキュリティ対策の基本がおろそかになっているのだ。
限られたスキルしか持たないIT部門であっても、Verizonのデータ漏えい/侵害調査報告書「Verizon Data Breach Investigations Report」やSymantecのインターネットセキュリティ脅威レポート「Symantec Internet Security Threat Report」で指摘されているような一般的なリスクであれば、以下に示す幾つかのベストプラクティスに従うことで比較的容易に対処が可能だ。
自社のニーズに合わせてWindows 10のセキュリティ対策の基準を定め、それを実践する。適切な監査ポリシーとログ管理ポリシーの策定、実績のあるマルウェア対策ツールの導入、HDD暗号化などのセキュリティ対策によって、全てのWindows 10クライアントのセキュリティを強固にすることが肝要だ。
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