「VTuber」が先生に? 佐日中等、関東第一が語る学校IT活用の今とこれから教育機関IT活用・セキュリティ座談会【第1回】(1/2 ページ)

先駆的なIT活用を進める教育機関は、ITをどのように活用し、どのような製品/技術に注目しているのだろうか。佐野日本大学中等教育学校の安藤 昇氏と、関東第一高等学校の横山北斗氏に話を聞く。

2018年08月30日 05時00分 公開
[高橋睦美]
写真 IT活用に先駆的に取り組む教員とITの専門家が、教育機関のIT活用とセキュリティ対策について熱く語り合った(左からラックの武田一城氏、関東第一高等学校の横山北斗氏、佐野日本大学中等教育学校の安藤 昇氏)

 教育現場では、タブレットや無線LANなどのITツールの整備や活用を進め、新しい学習の姿を実現しようと模索が続いている。注意すべきなのは、ITがもたらす可能性や利便性は、セキュリティリスクと表裏一体ということだ。

 いち早くIT環境を整備した教育機関は、どのようにITを活用し、どのようにセキュリティ対策に取り組んでいるのだろうか。佐野日本大学中等教育学校(以下、佐日中等)でICT教育推進室室長を務める安藤 昇氏と、関東第一高等学校(以下、関東一高)教務部長の横山北斗氏、さらに教育機関のIT活用に詳しいラックのマーケティング戦略室長、武田一城氏の3氏に、一歩先行く取り組みの実態を尋ねた。

 第1回となる本稿では、佐日中等と関東一高によるIT活用の現状と今後の展望に関する議論から、先駆的なIT活用校の実態を探る。

参加者(所属・役職は取材時)

安藤 昇氏 佐野日本大学中等教育学校 ICT教育推進室室長

横山北斗氏 関東第一高等学校 教務部長

武田一城氏 ラック マーケティング戦略室長

モデレーター

宮田 健氏


―― 佐日中等と関東第一は、先駆的なIT活用校として知られています。安藤先生と横山先生はそれぞれ、校内でどのようにIT活用に取り組んでいらっしゃるのでしょうか。

クラウドとモバイルを有効活用

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