教育機関にとってITがより身近な存在になりつつある一方で、重要性が高まりつつあるのがセキュリティ対策だ。教員や学習者が、学校生活のあらゆるシーンでITを活用するようになれば、悪意のある人にとっての攻撃面が広がることになる。クラウドサービスや私物端末の活用といった取り組みが進み、防御の境界面があいまいになれば、想定していなかった脅威に直面する可能性も否定できない。
セキュリティに対して教育機関はどう向き合い、どう対処すべきなのか。第1回「『VTuber』が先生に? 佐日中等、関東第一が語る学校IT活用の今とこれから」に続く本稿では、実際の教育現場で先駆的なIT活用校を進める佐野日本大学中等教育学校の安藤 昇氏と、関東第一高等学校の横山北斗氏、加えて教育機関のセキュリティに詳しいラックの武田一城氏が語り合う。
安藤 昇氏 佐野日本大学中等教育学校 ICT教育推進室室長
横山北斗氏 関東第一高等学校 教務部長
武田一城氏 ラック マーケティング戦略室長
宮田 健氏
―― 教育機関では、どのようなセキュリティの脅威に直面しているのでしょうか。
安藤(以下、敬称略) 生徒の個人情報を保有していますから、外部からその情報を狙われる可能性があります。より怖いのは内部からの漏えいです。内部関係者が故意や過失で、情報を外部へ流出させてしまう可能性はゼロではありません。
武田 内部からの情報漏えいの場合、無邪気な行動の結果として漏えいを引き起こしてしまうケースが目立ちます。これは生徒に限った話ではなく、教員も同様です。
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